板倉町 Y・Kさん

私は長年に渡り、祖母名義の土地を管理していました。

祖母は昭和初期に亡くなっているのですが、名義変更の手続をしておりませんでした。

今から25年くらい前に一度私の名義に書き換えようと思い、行政書士さんに相談に行ったところ、当時20人くらい相続人がいるということがわかりました。

私は、祖母名義の土地を私名義に書き換えるには相続人全員から印鑑をもらいに行かないといけないとばかり思っていたため、そんなにも相続人がいるのではとても手続できないだろう、と名義変更手続きをあきらめてしまいました。

しかし、このまま祖母名義の土地を放っておいたら、相続人がもっと増えて更に手続が大変になってしまうと思い、知り合いの土地家屋調査士さんに何かよい手立てがないか相談しました。

 

そこで上野弁護士をご紹介いただきました。

早速相談に伺ったところ、家庭裁判所に遺産分割審判を申し立てるのがいいだろうとのアドバイスをいただきました。

そうすれば相続人全員を訪ねて回って印鑑をもらうことなく相続登記手続ができるというのです。

そんな便利な方法があるとは思いもしませんでした。私は上野弁護士に手続を依頼することにしました。

 

祖母の相続人を再度調べたところ、相続人は40人ほどにまで増えてしまっておりました。

上野弁護士は相続人の皆さんに遺産分割審判申立をするに至った事情を説明するお手紙をお出しになり、相続分を私に譲渡してもらえないか打診してくださいました。

御理解いただいた相続人の方々から相続分を譲渡する書面をいただいた上、家庭裁判所に遺産分割審判の申立をしていただきました。

また、今回、居所が知れない相続人が1人いたため、不在者財産管理人選任申立という手続も一緒にしてくださいました。

裁判所での手続の末、相続人の皆さんから無事相続分を譲渡いただき、私が祖母名義の土地を単独で相続することができました。

 

この度、無事相続登記手続が終わりました。

上野弁護士に相談していなければ、私は今でも相続登記をするには相続人の皆さんから印鑑をもらいに訪ねて回らないと思い込んでいたに違いありません。

これもすべて上野弁護士のおかげです。本当にありがとうございました。