館林市 H・Aさん

母が亡くなりました。相続人は私と弟の2人でした。

母は、自宅の土地建物のほか、2、3の不動産を所有していました。

また、預金が数百万円ありました。

母には遺言書はなかったので、弟に希望を聞いたら、母の住まい以外の不動産をもらえればほかはいらない、と言いました。

そこで、私と弟で一緒に司法書士事務所にお邪魔し、不動産の名義変更の手続きをしました。

また、預金の解約についても、弟に印鑑証明書をもらうなど協力して無事に手続きがすみました。

 

しかし、今になって、弟から調停申立がされました。

母には遺言書があったらしく、遺言書で弟が相続するとある預金を私が勝手に下ろしたから寄越せと、というようなことが書かれていました。

私としては、遺言書があるというのであれば母の意向に沿って分割ができればそれでいいと思いましたが、他方で、弟が遺言書の存在を知っていたのならば早く私に話してくれるべきだったのではないかとも思いました。

ただ、そういった私の気持ちをどうやって調停で話せばいいのかよくわかりませんでした。

どうしたらいいか悩んだ挙句、まずは不動産の名義変更の手続きを依頼した司法書士さんに相談しました。

すると、そういったことは弁護士さんの領域になるから弁護士さんに相談した方がいいと言われ、上野弁護士をご紹介くださいました。

 

藁にも縋る思いで上野弁護士にご相談に伺い、手続きの一切をお願いしたいことをお伝えすると、上野弁護士は快く依頼を受けてくださいました。

上野弁護士は、弟が遺言書の存在を私に教えてくれなかったことや、預金の解約手続きに協力してくれていたことなどを丁寧に主張してくださいました。

上野弁護士の主張を受けて調停委員さんも弟を説得してくださり、この度無事に調停が成立いたしました。

 

私ひとりではこんなに簡単に調停は終わらなかったと思います。

上野弁護士にお願いして本当によかったです。ありがとうございました。